Cucumber+WebratでPHPアプリのテストをする

sudo gem install cucumber mechanize rspec webratPHP – cucumber – GitHub

を参考にCucumberでPHPアプリケーションの受け入れテストを作成・実行してみます。さらにこのチュートリアルでは日本語でテストを記述してみます。

Cucumberのインストール

Ruby 1.9.1をすでにインストールしてある環境です。まずはCucumber・Webrat・mechanize・rspecをインストールします。

$ sudo sudo gem install cucumber mechanize rspec webrat

ディレクトリの作成

テストするPHPアプリのトップディレクトリに以下のディレクトリを作成します。

features
features/support
features/step_definitions

環境設定ファイルの作成

features/support/env.rbを以下の内容で作成します。RSpecやWebratを読み込んで、各種設定を行っています。Seleniumを利用するといった場合はこのファイルを編集して設定を変更します。

# RSpec
require 'spec/expectations'
 
# Webrat
require 'webrat'
 
require 'test/unit/assertions'
World(Test::Unit::Assertions)
 
Webrat.configure do |config|
  config.mode = :mechanize
end
 
World do
  session = Webrat::Session.new
  session.extend(Webrat::Methods)
  session.extend(Webrat::Matchers)
  session
end

Cucumberのコマンドライン引数の設定

Cucumberのコマンドライン引数のデフォルトを設定するために以下の内容でルートディレクトリにcucumber.ymlを作成します。–language jaを指定することで日本語でテストを記述できるようになります。以下のdefaultではコマンドラインに結果が出力されますが、結果をHTMLで出力する設定を記述しておき、テスト実行時に適宜設定を指定することができます。

default: --language ja features

ステップの作成

features/step_definitionsディレクトリにwebrat_steps.rbとresult_steps.rbの2つのテストステップファイルを作成します。

features/step_definitions/webrat_steps.rb
Webratでページにアクセスしたりボタンをクリックしたりできるステップを作成します。

# -*- encoding: UTF-8 -*-
 
前提 /^(.*)ページを表示している$/ do |path|
  @response = visit "http://localhost/php_with_cucumber#{path}"
end
 
もし /^(.*)ページを表示する$/ do |path|
  @response = visit "http://localhost/php_with_cucumber#{path}"
end
 
もし /^"(.*)"ボタンをクリックする$/ do |button|
  @response = click_button(button)
end
 
もし /^"(.*)"リンクをクリックする$/ do |link|
  @response = click_link(link)
end
 
もし /^"(.*)""(.*)"と入力する$/ do |field, value|
  @response = fill_in(field, :with => value) 
end
 
もし /^"(.*)"から"(.*)"を選択する$/ do |field, value|
  @response = select(value, :from => field) 
end
 
もし /^"(.*)"をチェックする$/ do |field|
  @response = check(field) 
end
 
もし /^"(.*)"のチェックを外す$/ do |field|
  @response = uncheck(field) 
end
 
もし /^"(.*)"を選択する$/ do |field|
  @response = choose(field)
end
 
もし /^パスが"(.*)"のファイルを"(.*)"に添付する $/ do |path, field|
  @response = attach_file(field, path)
end

ページの表示ではhttp://localhost/php_with_cucumberを直に書き込んで、テストを記述するfeatureファイルではアドレスを省略できるようにしています。

features/step_definitions/result_steps.rb
結果の検査を行うステップを作成します。

# -*- encoding: UTF-8 -*-
 
ならば /^"(.*)"と表示される$/ do |text|
  response_body.to_s.force_encoding("UTF-8").should =~ /#{text}/m
end
 
ならば /^"(.*)"と表示されない$/ do |text|
  response_body.to_s.force_encoding("UTF-8").should_not =~ /#{text}/m
end
 
ならば /^(\w+)メッセージが表示さる$/ do |message_type|
  @response.should have_xpath("//*[@class='#{message_type}']")
end
 
ならば /^(.*)リクエストが失敗する/ do |_|
  @response.should_not be_successful
end
 
ならば /ページ読み込みが成功する/ do
  @response.code.should == "200"
end

今回のテストでは使用しないステップも含まれています。実際に動作するか検証してませんが、こんな感じで作成するということで参考にしてください。

テスト対象のコード

実際にはテストを記述してコードを作成していくかもしれませんが、今回はすでに作成した以下のPHPコードをindex.phpとして保存してテストしてみます。機能はテキストエリアにテキストを入力してSubmitをクリックすると、入力したテキストが表示されるというものです。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja">
 
<head>
    <title>PHP with Cucumber</title>
</head>
<body>
    <h1>PHP with Cucumber</h1>
 
    <?php if(!isset($_GET['text']) or empty($_GET['text'])) print '<p>テキストを入力してください。</p>'; ?>
 
    <form action="/php_with_cucumber/index.php" method="get">
        <p><textarea name="text" rows="10" cols="100"></textarea></p>
        <p><input type="submit" value="Submit" /></p>
    </form>
 
    <p class="printed_text"><?php if(isset($_GET['text'])) print $_GET['text']; ?></p>
 
    <p><a href="./">リセット</a></p>
</body>
</html>

テストの作成

テストを作成します。featuresディレクトリにshow.featureファイルを作成します。ページの表示・結果の表示・表示のリセットをテストします。

機能: トップページの表示とサブミット
 
  シナリオ: トップページの表示
    もし /ページを表示する
    ならば ""と表示される
    かつ "テキストを入力してください。"と表示される
 
  シナリオ: テキストの入力と結果の表示してリセットする
    前提 /ページを表示している
    もし "text"に"テスト用のテキストです。"と入力する
    かつ "submit"ボタンをクリックする
    ならば "テスト用のテキストです。"と表示される
    かつ "テキストを入力してください。"と表示されない
    もし "リセット"リンクをクリックする
    ならば "テキストを入力してください。"と表示される

もっと機能があれば機能ごとにファイルを分割します。またこの例では、テスト内容は不十分ですので、ステップやシナリオを追加して試してみてください。

テストの実行

ではテストを実行してみます。コマンドラインでルートディレクトリに移動してcucumberを実行します。

$ cucumber
Using the default profile...
機能: トップページの表示とサブミット
 
  シナリオ: トップページの表示                                # features/show.feature:3
    もし /ページを表示する                                 # features/step_definitions/webrat_steps.rb:7
    ならば ""と表示される # features/step_definitions/result_steps.rb:3
    かつ "テキストを入力してください。"と表示される                    # features/step_definitions/result_steps.rb:3
 
  シナリオ: テキストの入力と結果の表示してリセットする     # features/show.feature:8
    前提 /ページを表示している                # features/step_definitions/webrat_steps.rb:3
    もし "text"に"テスト用のテキストです。"と入力する # features/step_definitions/webrat_steps.rb:19
    かつ "submit"ボタンをクリックする         # features/step_definitions/webrat_steps.rb:11
    ならば "テスト用のテキストです。"と表示される      # features/step_definitions/result_steps.rb:3
    かつ "テキストを入力してください。"と表示されない    # features/step_definitions/result_steps.rb:7
    もし "リセット"リンクをクリックする           # features/step_definitions/webrat_steps.rb:15
    ならば ページ読み込みが成功する              # features/step_definitions/result_steps.rb:19
    かつ "テキストを入力してください。"と表示される     # features/step_definitions/result_steps.rb:3
 
2 scenarios (2 passed)
11 steps (11 passed)
0m0.029s

すべてのシナリオがパスしました。ここで、たとえば「ならば “テスト用のテキストです。”と表示される」を「ならば “テストのテキストです。”と表示される」に変更してCucumberを実行してみると、11 steps (1 failed, 4 skipped, 6 passed)となります。コマンドラインではカラーで表示されるので、真っ赤な画面だったらfailedで、緑だったらpassedです。

おまけ

作成したファイルの書庫: php_with_cucumber.zip

最終的なディレクトリ・ファイル構成

.
|-- cucumber.yml
|-- features
|   |-- show.feature
|   |-- step_definitions
|   |   |-- result_steps.rb
|   |   `-- webrat_steps.rb
|   `-- support
|       `-- env.rb
`-- index.php

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